どーでも良いこと2
珍しくシリーズ化している「どーでも良いこと」です.
10月の手術までこれといってすることがなく徒然なので,断捨離を行ないました.どのような断捨離かというと紙をスキャンしてpdf化して,紙を捨て去るというものです.特にターゲットとなったのが大学の講義資料です.大学で配布されたプリントに30個の穴を開けて,バインダーにひとまとめにして置いていたのですが,紙のpdf化により大量にいらなくなりました(下図参照)
大学の講義資料だけでなく,色々な紙をスキャンして捨てたので,クリアファイルも大量にいらなくなりました.
なお,pdf化に関しては,スキャン専用の機械があるわけではないのでプリンターを使用して行ないました.なので,効率がとても悪いです.2時間の作業で↓これくらいしかスキャンできません.
断捨離を行なった理由は,秋田のアパートを引き払ってきた際に父が「どれだけ書類があるんだ」と文句を言われたからです...
大学の講義資料,秋田哲学塾の配布物,自主ゼミのノート,学会でもらった資料,研究者倫理教育の資料を全てスキャンしても2.5GBほどにしかなりませんでした.これだけの資料のために本棚1つぶんのスペースを必要としていたので,pdf化によってどれだけの資源の節約になったのでしょう.森博嗣さんが書いた「すべてがFになる」という本で,主人公の犀川助教授が50年前の論文誌を探すシーンがあります*2.そのとき,犀川助教授は
いったい,今までどれだけの人間がこれを読みにここに来たのだろう(中略)そんな少数のために,この建物が作られ,この部屋は電気を使って待っている.ずっと,これだけの空間を占有しているのである.なんというエネルギィと資源の無駄遣いだろう.
と述べています.僕が断捨離を行なったのはこの文章が頭にぼんやりと入っていたからかもしれません.
それにしても人間って紙が好きですよね?抽象化すると無駄が好きってことでしょうか?