TikZで遊ぼう1
最近,定期的にブログを見てくださっている方が多いので頑張って定期的にブログを更新しようと思っている次第でございます.今回の内容は万人受けするものではありません...
なぜか今週は肩こりによる頭痛に悩まされていました.今日は珍しく(?)体調がよいのでTikZの勉強をはじめてみました.
普段はLaTeXを用いて文章やプレゼンの資料を作っています.文章やプレゼン資料に図を挿入する必要があるときには,WinTpicを用いて図を作成していました.しかし,WinTpicはWindowsのみでしか動作しません.私は2年くらい前からMacユーザーになったため,WinTpicを使いづらくなりました.しばらくは苦肉の策としてWindows PCでWinTpicで図を書いてDropboxで同期していましたが,Windows PCが近くにないときには図を修正できない危険があることに気付きました.そこで,いろいろと調べたところ*1Macで使える描画ツールを探していたときにTikZを発見しました.
奥村先生が書かれた「改訂第7版 LaTeX2e美文章作成入門」によるとTikZは以下のように紹介されています.
TikZはTeXの中で使える強力な描画コマンド群です.
よくわからないと思います...気になる人はGoogle先生に聞いてください.ちなみに以下のようにして図を描きます.
こいつをコンパイルすると図が出てきます.今回作成した図がこちらになります.
上に貼ったコマンドの羅列は一番右の図を作成したときに書いたものです.
平均値の定理,ロルの定理,コーシーの平均値の定理のイメージ図を作成しました.学部の講義でロピタルの定理の使い方は教わったのですが,証明は一切触れられませんでした.折角なのでロピタルの定理の証明を勉強してみようと思い,ロピタルの定理を証明するために必要な定理+αの図の作成からはじめてみました.
一番左の図を作成するのが一番大変でした.2時間くらいかかったと思います.TikZはかしこいので,直線と曲線の交点を計算して,そこに点を打ってくれます.何回やってもエラーを吐くので,いやな気分になりましたが,実はそもそも直線と曲線が交わっていないというオチでした.ほんと疲れます...しかし,その苦行を乗り越えるとその他の2枚はすんなりと作ることができました.
これからもTikZの勉強をしていきたいですといいたいところですが,図を書く機会がしばらくなさそうです.でもまあ,今回使ったTikZの技たちは Evernoteにまとめたので次回Tikzを使って図を書くときは今回よりは楽になるでしょう*2.