手術3

自分で前回の記事を読むくらい更新日が空いてしまいました．なんと最終回です．

 手術した次の日からのお話です．手術した次の日に先生が僕の元にきました．聴診器を当てて腸が動いているかどうかを確認しました．聴診器が冷たく，本能的にお腹を引っ込めた結果，激痛が走りました．この先生には心を開かないかもしれないと思いました*1．

その後レントゲンを撮ったのですが，レントゲン技師さんが僕の傷口をモロに触ってきまして「痛い」と絶叫しながら手を押し除けました．振り返るとよくそんな力があったなと思います．次の日もきたのですが「どこに傷口ありますか?」と聞いてきてくれました．

上向きになると吐き気に襲われたので一日中右側を下にして過ごしていたのですが，体拭きに来た看護師に「床ずれみたいになっている」と言われました．そのため，看護師さんのご協力のもと左向きになって寝ました．

手術後3日目にはようやくベット上で体をある程度自由に動かすことができるようになりました．術後初めて体を起こしてみたのですが，お腹がうまく膨らんでくれないため呼吸がうまくできませんでした．なんとかその日の夕方にトイレくらいまでは歩いて行けるようになりました．

術後4日目には，談話室まで歩けるまでに回復し，おしっこの管が抜かれました．この日に来た母が歩いている姿をみて衝撃を覚えていました．この日からおかゆを食べ始めました．ご飯が食べられるようになったので痛み止めが点滴から錠剤になりました．

術後5日目にはお腹に刺さっていた管が抜かれ，点滴の針まで抜かれ，フリーダム(点滴も管も入っていない様子)になりました．

そして術後7日目に退院しました．お医者様からは「術後10日から14日で退院できます」と言われていたようなのですが，その想定を大きく上回る快挙を達成しました．看護師さんからは「若さだよ」と言われましたが...

こうしてみると歩き始めてから回復が早くなったような気がします．しかし．ご飯はいまだに術前よりは食べられませんし，体力はまだ戻りきってはいません．まあ，気長に待つしかありません．

*1:心は開かないが傷口は開いた模様...